ちのっぷすの読書覚書

『!』と思った文章や琴線に触れた言葉のメモ集

あなたに出会えてよかったぁ

オークションで出会った本

青芽さんの河童花瓶を目にしたことから、ふっとオークションサイトを覗いてみたらどうだろう?と思い付きました。

で、早速検索。

瓢箪のような花瓶に河童が一匹(ひとり?)くっついているものを見つけ、もしかしたら青芽さんの作品かも、と思いましたが、確信はもてません。

安かったので、注文してみようか・・・と迷っているところ。

でも期限のあるオークションですから、迷っているうちに終了するかもですね。

その時点での入札はゼロでしたが。

河童の後に、地蔵も検索。

それらしきものには全くヒットしなかったのですが、思いもよらず、素敵な本に出会うことができました。

アマゾンでも扱っていたので(中古のみでしたが)こちらは迷わず注文。

内容も文句なく素晴らしかったです。

著者プロフィールによると

石原晴美さんは1940年生まれ。

31歳で書道をはじめ、42歳で教室を開かれたとのことですから、才能があられたのでしょうね。

さらにお地蔵様の絵を独学で描き始めたの50代後半、とあるではないですか!

わたしもまだ間に合う?!

「おじぞうさんの会」で仲間と創作活動をしている》の一文にくぎ付け。

できることなら私も加わりたぁ~い。

発行元が西日本出版社とありますし、著者は大牟田にお住まいとのことなので、連絡はつくかもしれません。

添えてある文章は、まるで五行歌のよう。

本当はお地蔵様の絵とともにここで紹介したいのですが、それはイケナイことですので引用の形で紹介しますね。

p16より

ひとりじゃ

ないよ

さみしくないよ

みんなどこかで

つながっているよ     

p18より

あわてなくて

いいよ

いそがなくて

いいよ

時がくるから

p47より

げんきなふり

楽しいふり

うれしいふり

ふり ふり ふり

からだが

こころが

かるくなる

やっぱり、これはお地蔵様の絵とともに味わっていただきたい言葉ですね。

手に取って読んでいただきたい本です。

こころがまあるくなります