ちのっぷすの読書覚書

『!』と思った文章や琴線に触れた言葉のメモ集

私たちはなぜ犬を愛し、豚を食べ、牛を身にまとうのか

カーニズムとは何か

この本を取り上げることには随分迷いがありました。

原題はそのまま Why we love dogs,eat pigs,and wear cows. という衝撃的なタイトルで、ドキッとさせられます。

手にしたのは武雄図書館の新刊本コーナー、興味深いタイトルでしたし、帯にユヴァル・ノア・ハラリ氏推薦とあったので、借りて帰ることにしたのです。

10周年記念版の序文をハラリ氏が執筆していて、そこは一気に読んだのですが、その先、早く読み進めたい気持ちと、読んだら後戻りできない(この意味は《プルーストとイカ》を読まれた方にならわかっていただけるかと)、今後一切【動物性食品】を口にしないということが私にできるのか?

実はこの本、長崎に持参し、夜ベッドの中でも読んでいたのですが、自己欺瞞の極みです!

月に一度、帰省時の楽しみである外食ーそれも肉や魚をふんだんに使った料理ーを味わった後、なのですから。

その罰(?)なのか、本を紛失してしまい、弁償するはめになりました。

アマゾンで同じ本を購入し、現物を武雄図書館に持って行くことに・・・。

返す前にきちんと最後まで読んでおこうと、昨日、今日の連休で読み進めたのですが、実は昨日も夫と、肉がメインのランチに出かけているのです。(徒然五行歌の方にアップしています)

現代の日本で、全ての動物性食品を食べないという選択は、かなり難しいですよね。

大人になれば、不可能ではないでしょうが(現実に世界中にヴィーガンはいるのですから)子ども時代には【給食】があり、牛乳はほぼ強制。

もちろんヴィーガンだけでなく、宗教的な理由で、食べられない食材がある場合は、それを取り除いたものか、あるいは弁当を持参するしかないでしょう。(極度の食物アレルギーの子がそうしているように)

こどもは、やっぱりみんなと同じものを食べたいと思うのではないかしら?

マクドナルドやケンタッキーにも誘われるでしょうし、行ってもみたいでしょう。

私は肉はそれほど好きではないので、食べないなら食べないでも平気ですが、(それでもたまには焼き肉や焼き鳥、食べたくなりますね)卵や魚、乳製品まで食べないでいられるかというと、それは全く自信がありません。

というより不可能かな、と。

 

武雄図書館に行き、無事弁償を済ませて帰宅したところで、実家の母より電話が。

本、見つかったそうです。(もう少し早ければ注文せずに済んだのですが)

まぁ、いいか、手元に置いておくべき本だということなのでしょう。

偶然ですが、一貴山駅のすぐ近くにヴィーガン料理のお店があります。

民家をブルーやイエローのペンキで可愛らしく塗ってあり《ひるねこ》という名前がついています。(猫もいるのかもしれませんね。)

一度だけ同僚と行ったことがありますが、その時はアイスコーヒーを飲んだのみ。

(あれ?入れたミルクは実際はなんだったんだろう?牛乳ではなかったはず)

お喋りがメインだったので、オーナーさんのことも店内の様子もあまりわかりませんでしたから、また近いうちに行ってみようと思います。

この本も持って行ってみるかな。

今日はこのままアップしますが、本が手元に戻ったら、引用文を載せますね。

《ひるねこ》さんの写真も一緒に。