ちのっぷすの読書覚書

『!』と思った文章や琴線に触れた言葉のメモ集

アフターデジタル

デジタルトランスフォーメーション

本を読む時間はタップリあるにもかかわらず、覚書の方は半月以上アップしていませんでした。

で、今日の本はひと月以上前に、武雄図書館の新刊コーナーからゴッソリ借りてきた本の中の一冊。 

ネットで貸し出し延長中。延長手続きは、一度きりなので本来なら返却に行かないといけないところですが・・・

緊急事態宣言で武雄図書館もとうとう閉館になり、返すに返せない。

やや大きめの字で行間隔も広めの横書き。内容が内容なだけに、カタカナ語が多いですが、知らない単語でもイメージはなんとなくわきましたし、

ビジネスパーソン向けに書かれた本とはいえ、具体例も多く、「へぇ~~、もうそんなに進んでるのかぁ」と素直に驚きながら一気に読み進めることができました。

(執筆時点が2018年であることを考えると、もっと・・・でしょうね)

まえがきに著者のひとりであるビービット藤井保文氏

この活動を通して感じたことは、日本のビジネスパーソンは「デジタル化が完全に浸透した世界をイメージできていない」ということです。それは、たとえ大手企業やスタートアップの経営者であってもです。

と宣言しておられたので、ビジネスとは無縁の無職のおばちゃんが読者とは想定外でしょう。(それでもマトモな主婦なら《消費者目線》でビジネスと繋がることも可能でしょうが、読んだのは不良主婦の私。)

オンライン化が進むのは世界的に当然の流れであるとして、コロナ禍はそれを一気に加速するでしょう。

常時オンラインということは好むと好まざるとにかかわらず、だれもがライフログをつけられているのと同じで、時々刻々と更新される莫大な量のデータを誰がどう扱うのか?

否が応でもその潮流にはのみ込まれるわけで、ただ、「知らずにいつの間にかのみこまれていた」のか「知っていてのみこまれたか」の違い(単なる自己満足)はあるかもしれませんね。

それにしても、完全なる《アフターデジタル》が訪れた後は、もはや国家なんて意味あるのかな?とも思います。

「デジタル化が完全に浸透した世界」正確にイメージできる人間なんているのかな?とも。

 

この本はアマゾンに辛めのレビューも投稿しています。

よろしければそちらもどうぞ。