ちのっぷすの読書覚書

『!』と思った文章や琴線に触れた言葉のメモ集

2022-01-01から1年間の記事一覧

異彩を、放て。

ヘラルボニー 異彩を、放て。―「ヘラルボニー」が福祉×アートで世界を変える― 作者:松田文登,松田崇弥 新潮社 Amazon メインブログ《徒然五行歌》の方でも取り上げたのですが、やはりきちんと《読書覚書》にもアップしておくべき本だと思います。 アマゾンレ…

ぐりとぐら

山脇百合子さんの絵本 朝刊で、絵本作家・山脇百合子さんの訃報を知りました。 お姉さんの中川李枝子さんとの共作絵本「ぐりとぐら」の挿絵を描かれた方です。 ぐりとぐら [ぐりとぐらの絵本] (こどものとも傑作集) 作者:なかがわ りえこ 株式会社 福音館書…

私たちはなぜ犬を愛し、豚を食べ、牛を身にまとうのか

カーニズムとは何か 私たちはなぜ犬を愛し、豚を食べ、牛を身にまとうのか: カーニズムとは何か 作者:メラニー・ジョイ 青土社 Amazon この本を取り上げることには随分迷いがありました。 原題はそのまま Why we love dogs,eat pigs,and wear cows. という衝…

親のパンツに名前を書くとき

北川なつさんの本 介護福祉士やケアマネジャーの資格をお持ちの漫画家、北川なつさんの本を再度とりあげます。 読書覚書は2ヶ月のご無沙汰。 前回北川さんの本をとりあげたのは、なんと1年も前でした。 dokusyozanmai22.hateblo.jp 今回の本は、もうタイト…

たづちゃんノート

軽くて重い本 ヘンテコリンな見出しですみません。 たづちゃんノート 交換ノートなら認知症の親との関係はうまくいく! 作者:新美 千恵子 明日香出版社 Amazon 武雄図書館新刊本コーナーで借りてきた本です。 漫画仕立てなので、薄くて軽い本なのですが、内容…

境界を生きる~性と生のはざまで

思わず手に取った本 先日武雄図書館で新刊本コーナーから5冊、新社会人コーナーから5冊借りて帰ったとメインブログに書きました。 実は正確に言うと、上記タイトル本は新社会人コーナーのすぐ横に、表紙が見える形で立てかけてあったのです。 境界を生きる …

ゾウが教えてくれたこと~ゾウオロジーのすすめ

ゾウについてのオドロキ満載 ゾウが教えてくれたこと: ゾウオロジーのすすめ (DOJIN選書) 作者:入江 尚子 化学同人 Amazon この本の著者入江尚子さんは、東京大学で動物行動学を学び、卒論の研究対象としてゾウを選んだのだそうです。 あとがきからから一部…

てぶくろ&アラベスク

青と黄 タイトルの意味がわかるでしょうか? ウクライナの国旗の色です。 そのウクライナの民話絵本てぶくろは、冬の絵本の定番で、自身の娘たちやボランティア活動で何百回も読んだと思います。 我が家にも年季の入った絵本、まだありますが、アマゾンから…