ちのっぷすの読書覚書

『!』と思った文章や琴線に触れた言葉のメモ集

読むだけで終わりにしない読書術

45日ぶり!!

一ヶ月半もご無沙汰なんて、情けないやら悲しいやら・・・

でもまぁこうして書き始めたのだから、よしとしましょう。

今日はちょっと熱い私です。

メインブログ《ちのっぷすの徒然五行歌》「今日は絶対《読書覚書》アップするぞ!」と宣言したので、有言実行。

アップしたい本はかなりあるのですが、読みたてホヤホヤの上記本からいきましょう。

最近ハマっている「本要約チャンネル」たけみさんりょうさんの初出版本です。

たけみさんがADHD気味のこどもであったとあるのには親近感を覚えました。

お二人とも本名も年齢も不詳ですが、無類の本好き、本オタクのようです。

キンドル版で一気に読了。

You tubeの中でたけみさんとりょうさんのアバターが白衣を着ているワケがわかりました。

お二人は某国立大学医学部卒業なのだそうです。

そもそも、たけみさんが医学部に入学したのは「自分の体調不良」を治したいが為であったそうですが、そこでりょうさんと出会われるのですね。

りょうと知り合ったのは、大学1年生のときです。

子どもの頃から体が弱くて、ほかの同級生より歳上で、本好きで・・・と共通点が多く、僕たちはすぐに意気投合しました。

とあります。まさに『類は友を呼ぶ』ですね。

二十歳前後にこういった出会いがあると、きっと一生モノですよね。

私も彼らと同じように本を読むことが大好き。

彼らほどのペースでは読めませんが「本を読む」ことに没頭していると、得も言われぬ幸福感、恍惚感に充たされます。

それだけでも充分に満足・・・だけれど・・・なんとなく感じるモヤモヤ感は・・・インプットばかりしていても自分だけの密かな楽しみに過ぎない・・・それでは勿体ないのではないか・・・と感じ始めたことでしょう。

だからこそ、アマゾンにレビューを投稿したりもしているのですよね(最近こちらもご無沙汰)

ヘタにアウトプットすると、自分の知識(受け売りなのに)をひけらかしているように思えて気が引けたのです。

でも「アウトプットして初めて、自分の血となり肉となる」のでしょう。

そして「読むだけで終わりにしていた」私には、なにひとつ身についていないことに気付いて、後悔がじわり。

メインブログにも書きましたが、同じ時期に同じ本を(辰巳渚さんの《「捨てる!技術》読んで触発されたところまでは同じなのに、片や「世界のこんまりさん」になり、私は私のままです。(まぁ、たいていの人は私と同じでしょうが)

「変わりたい」「向上したい」と願うがゆえに20代前半にデール・カーネギーナポレオン・ヒル自己啓発本を読み漁ったのに、ただ「!」と感じただけに終わっています。

20歳の頃、親のスネをかじって、沖縄まで《瞑想》を学びに行ったのに、落ち着きのなさは一向に改善されていません。

「変わりたい」と言いつつ「変わりたくない」のかもしれません。

他人と比較さえしなければ、そこそこ居心地のいい《私》

でもね、でも、なんですよね。

還暦を目前に、「このままで終わりたくない」という気持ちがメラメラと・・・まるでハタチのようなホットさに包まれています。

これって悪くない兆候なのかも?

これが最後のチャンスかも?

お二人の言うように「ただ本を読んで終わり」ではなくその本の中で「いいと思ったこと」は実践してみることが大事なのですよね。

ただ漠然と「なるほどね~」と思っただけでは、実にならない、身につかない。

行動(Do)と修正(Check)、その繰り返し。そうして初めてその本のエッセンスが血肉と化すのでしょう。

また少し引用しますね。

 それまで、僕たちは、幸福は努力の末、何らかの成功を手にしたときに感じられるものだと思っていました。

 でもこの本には、次にように書かれていました。

 「幸せは『成功に先行する」のであり、単なる『成功の成果』ではない。幸福感や楽観主義は実際に業績を高め優れた成果をもたらす。(中略)幸せを先送りすれば、脳がもつ『成功の可能性』を狭めてしまうことになる。逆に、脳をポジティブで前向きな状態にすれば、モチベーションが高まり、効率的に働ける。挫折から立ち直る力もわき、創造性が増し、生産的になる。仕事はずっとうまくいくようになる」

 これは目からうろこでした。

 「幸福」と「成功」の順番はまったく逆であり、幸福な気持ちで取り組むことが、人生を成功に導くというのです。

実は、この「幸せは『成功に先行する』」という言葉は既知のものでした。

著者ショーン・エイカー氏の名前は記憶にないですし(忘れているだけで知っていた可能性もありますが)、タイトルの『幸福優位7つの法則 仕事も人生も充実させるハーバード式最新成功理論』にも見覚えはありません。

だから、おそらくこの本を読んだ誰かが書いた本の中に引用されていたのではと思います。

たけみさん同様「目からうろこ」だった記憶は確かにありますが、いつ、だれの著作を読んで知った言葉なのかは全く覚えていません。

読みたい本も見たい映画も聞きたい講義も沢山あります。

ありすぎて、一生退屈しないですみそうですが、すべてを制覇することは無理・・・なんだか複雑な気持ちになります。